フィンランド絵本「エップのひっこし」

和歌山にあるフィンランド雑貨や絵本を扱うお店、
KORVAPUUSTIさんが、
第二弾となる絵本を出版されました!

フィンランド生まれの絵本
エップのひっこし きいろいおうちのゆかいな人たち 』です。

作: Jenni Erkintalo 、 Reka Kiraly
訳: 島塚絵里
サイズ:21cm x 24 cm ページ数:32
発売元: KORVAPUUSTI

この本は、
フィンランドの絵本レーベル「Etana Editons」から出ていた本で、
(フィンランド版タイトル「Talo kulman takana」)
私はこの絵本レーベルのファンなので、
日本語版で出してくれてるKORVAPUUSTIさん、神…♡
すでに絵がセンスで溢れているので、
それだけで“欲しい”と思ってしまいますが、
お話のほうも魅力がいっぱいです。

主人公のエップは引っ越し先で
マンションに住むいろんな家族と出会っていく…というもの。
大人であっても子どもであっても、
1人1人、違いを受け入れてくれる北欧の絵本。
1ミリも説教くさくなく、
わくわく、ドキドキ、楽しさと一緒に、読者へ届けられるところがすごいです。

私が気に入ったページは、植物大好きなグリーンさん一家。
こんなところに住んでみたいと思ったけれど、
旦那さん(真ん中上)は、なまけんぼうらしいです。

こちらは理数が大好きな息子のナシ太郎が気に入った、
測るのが大好き、建築家のメートルさん一家。
フィンランド好きの人はもうお気づき、アアルトなインテリアですね。
夫婦そろって服が黒というのもデザイナー系夫婦あるあるw

植物好きな私、理数好きな息子、どんな分野な子、性別も関係なく
楽しめるように住人も考えられているのだな。
主人公のエップ自体も、私は女の子だと思い、息子は「男の子だよ」と。

そして、カバーの裏には!
おうちワークショップができちゃいます。
各階に住んでいた人たちの家の扉は様々で、おうちのなかも様々、
あなたはどんなところに住みたいですか?
インプットしたあとはアウトプット🌈 すばらしいです✨
実はこの絵本、表紙の紙など手触りよく、こだわった仕様になっていて、
(色も特色を使っているし)勿体ないのでコピーして使うことにしました♪

以前ヘルシンキのデザインミュージアムに行ったとき、ワークショップルームがあって、
どんな街に住みたい?みたいな内容だったなと思い出しました。
ちゃんと、子ども向けワークショップルームがあるのが素晴らしいと北欧を旅して思います。


絵とお話は、Jenni Erkintaloさん、 Reka Kiralyさん、
ヘルシンキを拠点に活躍するグラフィックデザイナー、イラストレーター、
絵本作家をされてるお二人の作品。
構図や色、自由にのびのびと描かれたセンス溢れる絵に脱帽…☆
フィンランド語ですが、この方のほかの絵本も持っています。

訳は島塚絵里さんで、著書多数の、
ヘルシンキ在住の人気テキスタイルデザイナーさんです。

ちなみに、
第一弾目の絵本は『風と出会う日々のこと』は、
Hanna Konolaさん作で、皆川 明さん訳です。
伊勢丹FIKAの箱のデザインも素敵な Hanna Konolaさんの
「風」の絵本。表現の仕方がすごく素敵なんですよ〜^^

ぜひ、KORVAPUUSTIから出版の絵本、手にとってみてくださいね!
北欧好きの方へのプレゼントにも(新しい旅立ち、新天地なお祝いとかに良いかも☆)

🌻『 エップのひっこし きいろいおうちのゆかいな人たち 』
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